シェルパくん 軽井沢へ!?

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廃線“復活”トロッコで ●信越線・横川—軽井沢【読売オンライン・群馬版】

「碓氷峠鉄道文化むら」を運営する碓氷峠交流記念財団(安中市)が、廃線となったJR信越線横川—軽井沢駅の全11・2キロ区間でトロッコ列車を走らせようと奔走している。一部区間で走らせてきた「遊具」のまま延長が可能か、特区事業として運行するか、両にらみで手続きを進めている。今年10月14日の「鉄道の日」には同区間の試運転をスタートさせたい考えで、実質的な“廃線復活”を目指す。
 同区間は1997年の長野新幹線開通に伴い廃線となった。財団は99年に設立され、横川駅周辺にテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」や日帰り温泉施設「峠の湯」などを整備。地元自治体に譲渡された廃線を利用し、横川駅から峠の湯近くまでの2・6キロ区間で2005年3月から、冬季を除く土日祝日や夏休み、ディーゼル機関車を動力として2両編成のトロッコ列車(計110人)を運行してきた。
 不特定多数を乗せる列車は鉄道事業法の対象となるが、財団のトロッコは施設内を走る「遊具」として認められ、同法の適用を受けず、一般的な安全管理義務のもと営業してきた。
 遊具に距離の規定はないため、財団は7月6日、そのまま延伸できないか、国土交通省関東運輸局に打診を開始。今後、本省とも協議を行う。鉄道事業と判断されれば、点検や定期運行、運賃など厳格な条件を負う。
 財団は先立って、民間も対象にした特区集中受け付け月間の6月、内閣官房構造改革特区推進室に、鉄道事業の定期運行や運賃規制などを緩和する「観光鉄道特区」を提案。観光時期に考慮した不定期の運行計画や、距離で規定のある運賃を採算に合うよう設定できる自由裁量権などを求めている。提案が認められれば、実際の特区申請は土地所有権を持つ安中市が行うことになるが、岡田義弘市長は「全国有数の観光地軽井沢からの誘客につながる」と応じる方針だ。
 ただ、特区も国交省への報告などの事務が増大するため、財団は出来れば遊具のまま延伸したい意向だ。遊具延伸が認められれば、特区提案は取り下げる考えで、特区推進室と国交省の協議を見守っている。
 同駅間は日本一の急こう配としてアプト式鉄道が採用されていたことで知られ、自然豊かな碓氷峠やめがね橋といった歴史的な建造物も楽しめる。
 財団の桜井正一理事長は「全国から寄せられる廃線復活の声に応えたい」とし、将来的には峠越え専用に開発されて活躍した電気機関車EF63も運行させたいと意気込んでいる。

すごいすご〜い! 観光列車だったら,話題にもなりそう! シェルパくん大活躍の日も近い!?

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